【SV S19 最終249位】対面サイクルザシカイリュー

お久しぶりです、pluckです。s15ぶりに最終レート2000を達成することができたので記事を書きました。最後まで読んでくださるとうれしいです。

 

使用構築

個体値粘ってません

構築経緯

s18で最終74位を達成されたロスさんのレンタルを使用したところ、ザシアンが対面とサイクルの両方に優れていたので禁伝枠に採用し、原案よりもサイクルに寄せて組もうと考えた。

ザシアンとの補完に優れ、物理の役割集中により崩しも行える鉢巻カイリュー、特殊高火力枠であり後出しから黒バドのテラスを誘発できるスカーフイーユイを続投。

ガチグマではミライドンの数値のゴリ押しに対して安定しなかったため、HBによせた受け崩しに変更。

それに伴い、あらゆる特殊に受けだして展開作りが可能なディンルーをカバルドンの代わりとして採用。

中盤まで物理受けとしてゴツメラッシャを入れていたがコライドンの取り巻きまで考慮すると不安が残ったので、コライ軸にどこから投げても一定の仕事はしてくれそうな襷カミを採用。

以下ロスさんの構築記事です。掲載許可いただいています。

rosupoke.hatenablog.com

 

構築コンセプト

・メジャーな構築に対しての相性を微不利まで抑えて選出とプレイングで捲る

・先にテラスを切らせて上から制圧する

 

個体解説

ザシアン(剣の王) @ くちたけん
テラスタイプ: みず
特性: ふとうのけん
性格: ようき
189(172)-190(156)-136(4)-×-137(12)-207(164+)
きょじゅうざん / じゃれつく / テラバースト / つるぎのまい

調整意図

HD:臆病黒バドの眼鏡アスビ最高乱数切り耐え

S:最速ツツミ抜き

A:あまり、できるだけ高く B:端数

上記の記事と同じ調整です

 

禁伝枠としてはミラコラ黒バドにパワー負けするのは否めないが、一般枠筆頭のパオカミに強く、ディンカイラオスにも不利がつきにくいすごいポケモン。また、優秀な耐性と数値からサイクルまでこなせてしまう。特にドラゴン毒無効は現環境だと唯一無二で強力。特性が1回きりであるが初手に出てきやすい相手に軒並み強く動くことができるのであまり気にせずにバンバン投げた。初手ミラコラのスカーフ判定ができるのが便利。

技構成は一致打点の巨獣斬とじゃれつく、範囲を広げて耐性も優秀な水テラバ、足りない攻撃を補うための剣舞で完結している。範囲がとれているのでAを削って耐久に回しても良かったかもしれない。

テラスタイプは電気や地面も検討したが、コライ軸に対面的に勝つルートしか見えなかったため水。同時にこの構築で引き先がいないカイオーガや水ラオス、ミラーに切り返すことが可能。

 

カイリュー @ こだわりハチマキ
テラスタイプ: ノーマル
特性: マルチスケイル
性格: いじっぱり
167(4)-204(252+)-115-×-120-132(252)
げきりん / しんそく / じしん / からげんき

調整意図

特になし

 

ザシアンを使う上で外せない相棒ポケ。受けと攻めの両方で補完がとれている。最強特性マルチスケイルによる行動保障と鉢巻による高火力の押しつけで目の前の相手を対面的に処理できるほか、神速による高いスイープ性能も持ち合わせている。特に、後述するイーユイで黒バドにテラスを切らせてから神速で詰めるという動きは非常に強力であった。また、型の匿名性から物理受けに対しても高い圧力を持っている。先人に感謝。

技構成は一致打点の逆鱗、スイープのための神速、これらと補完の良い地震は確定。空元気に関しては終盤になるにつれ打たなくなったが、他に入れたい技もなくホウオウに対して精神を乱すことなく立ち回れたため結果的には正解であった。

テラスタイプは神速のリーチを伸ばすノーマル。

 

イーユイ @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: くさ
特性: わざわいのたま
性格: ひかえめ
131(4)-90-100-205(252+)-140-152(252)
オーバーヒート / あくのはどう / かえんほうしゃ / テラバースト

調整意図

特になし

 

ザシカイリューと攻めの補完がとれており、黒バドの格闘テラバ以外に後投げしてテラスを切らせることができる。この構築で唯一アマガを安定して処理できるポケモンでもあったので外すことはできない。

テラスタイプについて、水ラオスカイオーガが重いため対面的に処理できたり、ガッサの胞子を防げたりする草で確定。

 

ディンルー @ たべのこし
テラスタイプ: はがね
特性: わざわいのうつわ
性格: しんちょう
257(212)-130-151(44)-×-145(252+)-65
ステルスロック / まきびし / カタストロフィ / ふきとばし

調整意図

H:16n+1

D:あらゆる特殊を受けてほしいので特化、特化ミライのフィールド下抜群テラバが ~54.5%

B:あまり

 

特殊禁伝に対して投げて展開阻止と展開作りをするバケモン。ミライドンに対してザシアンとあわせて一貫を切ることができる。ミライ側がディンルーの遂行速度を高めるためにテラスを切ってくれればザシが通るという処理ルートを想定。ルナアーラやテラパゴス、ルギアなど特殊禁伝は展開系が多いためステロまきびしの刺さりが非常に良い。黒バドに対しては選出が足りなくなることが多くあまり出せなかったが、巧み格闘テラバを耐えたときは普通に引いた。

技構成について、裏の圏内に入れるためだけのカタス1ウエポンにした。地震がないため立ち回りが少し窮屈になりがちではあるがラス1に残さないようにさえ気をつければ十分強かった。カタスしかないがA個体値を粘っていないためテラスを切った後のイカサマが痛い。勝敗に響くことはなかったのでたいした問題ではない。

テラスタイプについて、考察段階で上記3体に切ることが多いと思っていたので、ザシの特性を残しながらフロルのキラースピンを無効にできる鋼とした。脳内ではフロルパゴスをかもっていたが誇張抜きで1回しか当たらず、他のテラスであれば勝てたかもしれない試合があったので諸説。

 

ガチグマ(赫月) @ シルクのスカーフ
テラスタイプ: ノーマル
特性: しんがん
性格: ひかえめ
220(252)-×-154(108)-187(116+)-86(4)-76(28)
ブラッドムーン / ハイパーボイス / ちょうはつ / つきのひかり

調整意図

C:11n

S:無振りハピ抜き

HB:できるだけ高く、特化ラオスのインファ耐え、特化白バドのボディプ2耐え D:端数

 

この4体ではできない受け崩しと白バドへの対面駒。一番の仮想的はホウオウで、HBに厚くすることで火力のある型相手でも打ち合えるようにした。副産物として白バドの攻撃を大体耐えることができ、テラス月光でトリルターンを枯らすかブラムの超火力で大幅に削ることが可能。むしろ終盤はこのために使っていたまである。

技構成について、挑発と月光を両採用することで受けへの勝率を高めている。たまに真空波がほしい場面があったのでお好みで。

テラスタイプは火力を伸ばすためのノーマル。フェアリーや毒でも強いと思われるためこれもお好みで。

 

ハバタクカミ @ きあいのタスキ
テラスタイプ: じめん
特性: こだいかっせい
性格: おくびょう
131(4)-×-75-187(252)-155-205(252+)
ムーンフォース / シャドーボール / マジカルフレイム / テラバースト

調整意図

特になし

 

コライドンに無限に負けたため採用。ザシ構築なためコライラッシャでよく選出されたが、その2体の両方にテラスなしで仕事できるポケモンがカミしか思いつかなかった。先発でも後発でも期待通りの働きをしてくれたので正解だったと思う。

技構成について、一致打点のムンフォとシャドボ、ハッサムや鋼コライ、気持ち程度の起点作成ができるマジフレ、コライの主要テラスに一貫する地面テラバとした。裏にテラスがいらなさそうであれば打ったが、ザシやカイリューに残す展開のほうが多かった。

 

選出

対ミライ:ザシディンカイ

初手にミライやパオラオスオオニューラが来ることが多いので対面勝てるザシから。ミライにディンルーを対面させたら必ずカタスから入る。目の前のミライまたは交代先を半分削るほうがカイリューで詰めやすくなる。

対コライ:カミザシカイ

受けは不可能なので相手の初手を読んで合わせなければ厳しい展開になる。

対黒バド:ザシカイユイ

ザシで荒らしてイーユイで黒バドにテラスを切らせ、カイリューで詰める。

対ザシ:ザシカイ@1

こちらのザシの水テラスで無理矢理1発耐えて裏の圏内にいれる。

対オーガ:カイザシカミorユイ

カイオーガが初手に来ることが多いのでカイリューで対面的に見る。スカーフ以外であれば上から動けることが多く、眼鏡以外なら冷ビを耐えることができる。

対白バド:ザシユイクマ

白バドかミミッキュが初手に出てくることが多いのでザシから。白バドのテラスと型判別の後ガチグマで荒らしユイで詰める。

対特殊積み禁伝:ディンザシカイorユイ

相手の展開要因の処理を優先したいときはザシやカイリューから投げる。ディンルーが堅すぎるため相手の禁伝が出てきてからでも間に合う。壁構築はザシの剣舞から。

対物理積み禁伝:ザシクマ@1

物理方面には弱めのでディンルーなので出せないときもある。クマで積む隙を与えないか、弱点を消しながら打ち合う。

対受けルじゃないホウオウ:カイザシ@1

ホウオウが初手に来ることが多いのでカイリューかガチグマを合わせる。ドヒドディンルーと同居しているような構築からはディンルーでステロを撒きに来る可能性が高いのでガチグマの挑発で止める。

対受けル:ディンカイクマ

グライがいなければディンルーでステロまきびしをする。グライがしんどい。

 

重いポケモン、並び

炎オーガポン:対面で安定して勝てる駒がいない。刺さりすぎていて初手に来やすいためカイリューを合わせる。

キノガッサ:胞子が一貫しているため確実に仕事される。他にテラスがいらなそうであれば初手ユイで草テラスを切る。岩封から入ってくる偉い人には当たらなかったので耐え。

鉄壁アマガ:イーユイの選出が強要されるが、基本的にミライ構築に入っているので出しづらい。鉄壁ブリも同様だが、ミライ入りに入っているのは見たことがない。

グライ:上から殴れはするが展開によっては嵌められる。出せるならガチグマを出したい。

メタモン:引き先がいないのでザシの水テラスで耐えるしかないが、+1巨獣で相手を落とせない。

カバルドン:イーユイの草テラバ以外でワンパンできないため基本的に役割遂行されてしまう。そこまで数が多くなかったのと、ザシコライへの受け駒としての採用が多かったためギリセーフ。

ステロ+襷黒バド:襷を盾にテラスしてこないうえ、カイリューマルスケも削られるため厳しい。できればこちらもステロを巻きたい。

トリル日ネク:イーユイでテラスを切らす→トリルを枯らす→再展開を防ぎながらイーユイまたはカイリューで詰めるまでしなけらばならない。

 

結果



最後に

自分で記事を書いていると重いポケモン多すぎて相当運に救われたシーズンだったと思います。今後はもっと安定して結果を残せるようになりたいです。

ガチグマ譲ってくれたりこの構築を使って改善案を出してくれたオルカにスペシャルサンクス

最後まで読んでいただきありがとうございました!